オーガニックコットンを通しての社会貢献

今年2月、埼玉県上里町の橋本農園にて。

 

 

以前、橋本さんにお渡しした鳥取の在来である、

伯州綿の種からしっかりかたちをなしてくれました。

 

「けっこうたくさんの綿ができたけどここからどうしたらいいんですか?

サンデールームで何かこの後のこと考えてくださいね」と橋本農園さんに

言われ、気には留ていたものの実際糸にして、布にするにはもっともっと

膨大な量の綿が必要だし、そのノウハウもないのに一体どうしたらいいのか。

あれから8ヶ月が経過し、もしかしたら形になるかもという道筋が

先日みえてきたのです。

 

 

11日にオーガニックコットンを輸入メーカー、アヴァンティのアパレル部門

プリスティンの展示会へ行った時のことです。

 

プリスティンの製品には主にアメリカテキサス州のオーガニックコットンを

(以下OC)使用、近年ではインドのOCの輸入も始まり使われています。

2011年の震災をきっかけに福島の農地から綿の栽培が始まり、国内での

OCプロジェクトが誕生しました。まだまだ量としてはわずか。綿花から

布にするまではそれはそれは膨大な量を必要とするんですね。

 

プリスティンでは、農家さんから綿を買取り、テキサスのOCに混ぜて

製品にする仕組みができています。

 

 

群馬でも参加している農家さんがいるとのことで、さっそく

16日にご案内していただけることになりました。綿を育てる過程で

除草剤や農薬を使わず、製品にする過程で綿から油を抜いたり、

脱色するための薬品を使わないOC。まさか!日本国内でできる日が来るなんて!!

 

数年前までは実現することがうまくイメージできませんでした。

時代は確実に変わってきていて、野菜と同様に暮らしている地域で、

そして自然栽培で綿が育てられ、衣服にすることができる。

まだまだ実現には遠い道のりはありますが、今ようやく、

想像はすることが許されたようなきがして、とても嬉しくなりました。

 

これからは同じような夢をもつ人たちと力を出し合って、

創造していく時代。興味関心のおありの方、何だかいい感じがする〜と

いう方へお知らせです。

 

11月1日〜11日プリスティン展示会

サンデールームでは初の展示会となります。

常時、サンデールーム1階03wearでご紹介してる

プリスティンの下着や衣類以外の素敵な商品が

届きますので、ぜひ実際に手で触れて感じてお選び下さい。

 

11月3日 10:30~12:00

サンデールームにてアヴァンティの渡辺智恵子社長によるお話会を開催します。

どうぞ奮ってご参加ください。お申し込みはお電話はまたは店頭まで。027ー231ー5600

 

 

 

プロフィール

1952年 北海道斜里郡出身

1975年 明治大学商学部卒業

1985年 株式会社アバンティ設立 代表取締役社長就任

2000年 NPO法人日本オーガニックコットン協会(JOCA)

副理事長就任

2009年 経済産業省「日本を代表するソーシャルビジネス55選」に選出

2010年 NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に取り上げられる

2011年 一般社団法人小諸エコビレッジ設立 代表理事就任

 

以降、会社経営以外に一般社団法人をいくつも立ち上げ、

私たちが22世紀に残すもの、という大きな視点に立った活動を

勢力的にこなす日々。

 

プリスティンの展示会を訪ねた時に渡邊社長に「すごいですね〜」と

思わずありきたりの言葉が出てしまた私に「立ち上げることなんて

誰でもできるのよ。継続していくこと、これが本当にたいっへん!」と

力強くおっしゃられました。全くもってその通り、同感です。

「あなたも18年も店をやってきたんでしょ、よく頑張ったわね〜」と

言われ、涙が出そうなくらい嬉しくなっちゃいました。

夢や思いをかたちにし、続けてくださっている農家さんたちのこと、

服づくり、ものづくりに携わってくださっている方々の顔が浮かびました。

18年間、お客様、農家さんはじめ、色々な方々とのご縁でサンデールームも

継続してこれました。感謝の思いを胸に、さあ!がんばりましょう〜。

 

長々お知らせとなりましたが、皆様どうぞよろしくお願いいたします!

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