7/27 和紙と米糊で作るうちわワークショップ

自然栽培のお米を山の湧き水で炊いて米糊を作るところから始まる全部自然素材のうちわ作りワークショップを開催します。

和紙の素材いろいろ、こうぞ、みつまた、麻、桑、杉…
藍染、紅花、そば殻等々、自然素材の魅力についつい浸ってしまうひとときです。

紙によって、風の具合がふわっとした感じとか、涼しめとか、ひんやり、とか。風の質が違うのが面白いです。

 

実際に自分で作ってみると、色々と気づくことがあります。
今年の夏もこちらのワークショップで米糊の魅力や自然な和紙について、ご紹介していきたいと思っています。

うちわを作るきっかけになったのは、「米糊」です。
サンデールーム1階の店舗改装を依頼した磯崎工務店さんでは
一切の化学的な接着剤を使わず、自然栽培米で作る米糊を使用すると
お話では聞いていました。そして、毎年展示会をさせていただいているうさとの服の生地は、織る時に米糊を使うと聞いていました。

そういえば子供の頃、祖父が破れた障子を手直しする時、
お米をつぶして紙を貼り付けていた記憶もあります。

ワークショップの講師荒木田さんによると、
無洗米として一般に売られているお米では糊としての機能が
弱かった。また、水道水をつかうと塩素やその他の薬が入っていて、
やっぱり張り付きが悪い、そうです。そして、お米も炊きたてが
いいのだそうです。昔の大工さんは、朝ご飯をたべて、米糊を
つくって、仕事へ出かけたそうです。

米糊について、知り合いの工務店さんや木工作家さんに質問を
したことがありますが、みんな口をそろえて、
「安全かもしれないけど、弱いよね。持ちが悪かったら意味ないよね」
と言われて、私自身も実際どうなのかな〜と思ってましたが、
今回のお話を聞いて、自然栽培のお米を炊きたてで、
湧き水で糊にしたら、たぶん違いがでるかも。実際に
食べて違うのだから、糊にしたってきっと・・・違うでしょうね。

うちわ作りと米糊。ほんの小さな出来事でしたが、私のなかで、
食、衣、住とがしっかり結びついた経験となりました。

今回ご案内させて頂くワークショップでは、質の高い手漉き和紙をつかいます。
・土佐和紙(かみこや ロギール氏/高知県)
・細川紙(たにの 谷野氏/埼玉県)
・野州麻紙(野州麻紙工房 大森氏/栃木県)
効率優先でオートメーション化された
量産型のものとは大きく異なる、
自ら原材料を栽培し伝統的な技法で一枚一枚丁寧に漉かれた手漉き和紙を、
竹(国産)の骨組みに 米糊(自然栽培米)を使って貼り合わせます。

またすべて天然素材で作り上げますので、お子様や化学製品が苦手な方にも安心してご参加頂けます。

講師 荒木田誠さん
土佐の和紙職人、ロギールアウンテンボーカルト氏の和紙をつかい天然素材の照明やインテリアデザインの制作をおこなっています。

対象:小学生以上
参加費:3,500円(学生は500円引き)
時間:1部 10:30~(11:30)
   2部 13:00~(14:00)
お申し込みはサンデールームまで
直接お電話、店頭にてお願いいたします。027-231-5600