小麦塾報告とプチ改装

生産者の磯貝さんが配達におみえになったとき「小麦塾、ゆっくりでも継続してやっていきましょう」と声をかけてくださって「そうですね、小麦の収穫前に一度お話しにきてください」とお答えし、その場ですぐさま日にちを決め、「コンベ製粉の今部さんに話をしてもらうのもいいですね」となり、先週の小麦塾が開催されました。

毎回参加の方、初参加の方々、みなさまのご参加ありがとうございます!いかがでしたか?感想や今後のリクエストなどありましたらおよせくださいね!

「小麦塾」というのは取り立てて、小麦のことだけを学ぶ塾ではありません。言うならば、自然栽培ファンの集いという感じでしょうか。カリキュラムは今のとことまだなくて、教える側と教わる側というのもありません。「小麦塾で何を学べますか?」という質問がありましたが、何をと言ってもねえ。大人のためのフリースクールというと聞こえも悪くないでしょうか?参加人数が増えるほどに、昨年1月にスタートしたまま、行き当たりバッタラーのままではいけないなとこのところ考えてます。

今回の小麦塾では初顔合わせの方もいらしたので自己紹介をしていただき、参加理由をお尋ねたところほとんどの方は「生産者の話が聞きたい」「知らないことが知れる」というもので、あとは私に誘われたのでなんとなく来たという方も。主催がしっかりしないとな。。。とは思うのですが、行き当たりバッタラー習慣からなかなか抜け出せず、どうしたものかとネットサーフィンしてたらおもしろい記事を見つけました。そうそう、同じく!全く同感。そして見通しを立てて行動しようと決めたのでした。次回の小麦塾ゲストはおやつ屋ヒュッゲの柳田州栄さん、です。4月に続き、キャラメルを効かせた柑橘ソースと手作りのバニラアイスクリームを添えたクレープをおやつもお楽しみに。お話のテーマは「レシピがベースにあるお菓子作りから、素材に合わせるお菓子作りへ」柳田さんがクレープを焼く合間を見ながら、インタビューさせていただきます。お問い合わせ欄から申し込みの上、質問等ありましたらお寄せくださいね!

早めの梅雨予報がありますが、やはり夏のはじまりは清々しいもの。程よい雨に濡れる、あおあおとした木々や草花がうつくしい季節です。農家さんによってはなかなか雨で作業が進まないという方もいれば、とても順調という方もいて、みなさんそれぞれ。自然栽培的に言う、「自然尊重、自然順応、自然規範」をモットーとして、農産物をスムーズに生産する場を整えていくためにできることをするしかない、逆に言えばそれをするだけでいい。生産者の磯貝さんからはいつでもお会いするたびに「少しずつゆっくり歩んでいきましょう」と言葉をかけていただきます。これから何が起きたとしても、その前に場を整えておく、今できることで。整った場にはそれに見合うことが引き寄せられるということなのでしょう。自然栽培を知ったばかりの頃、私は生産者ではないからお店という場を自然栽培の田畑のような場にしたいなとイメージしました。それはいったいどんな場なの?かと、田畑を訪ねて生産者さんとのお話から感じることをお店というステージに表現してきたともいえる10年でした。このきもち、決して忘れていたわけではないですが、小麦塾でそのことをまた再び思い起こし、土づくり(場づくり)をし、サロンにくると自然栽培的な暮らしや世界観が肌みで感じていただけるようなお店づくりに熱量を注いでいこうと思うのでした。

2階の改装をしてからこの夏であっという間に5年です、早いねー。工事が途中で止まっていたところにまた手をかけ、トイレにようやく電気が灯り、ガタついていた床板のメンテナンス、階段の手すりのぐらつき、こわれた椅子の修繕をしました。DIYで仕上げたサロンでしたが、今回は職人さんたちの手を借りて、5月後半には数カ所をプチ改装します。

お店の営業は変わりありません。引き続き自然栽培農産物を応援よろしくお願いいたします!