サロンからカフェへ

乾いた風に秋を感じる連休明けの朝、前橋では3年ぶりにお祭りがとりおこなわれましたが全国で秋祭りが再開されたようで、そろそろコロナ騒動も終わりかな。とはいえ、マスクはずしてお祭りということはならない、お行儀がいいというかなんというか・・・秩序が保たれている不自然なお祭りに私にはやや興醒めでした。近寄るのも怖いくらい無礼講なのが昔のお祭りのイメージで、大人になったら参加したいなと憧れた時代もありましたが、そのうちになんとなく足が遠のいてしまったのは表面だけの街の中のお祭りにやっぱり興醒めすることが多くて。学校行事でも地域の風習でも時代を経て、その本質をさておきすぎて、型式ばかり。お祭りが必要な時代もそろそろ終わりなのではないかな・・・と思う連休明けの朝でした。

週明け、天気予報では「気温が急上昇し10月だというのに夏日、熱中症に気をつけてください」言っていたけど、気温はさほど上がらず吹く風もひんやり。もうすっかり秋なのです。そして乾いています。気温の上下ではなく、四季があることをしみじみ感じて、うれしいのです。今年初めてタートルネックの長袖Tシャツを着ました。毎朝服を選ぶ感覚も以前よりも五感を使うようになりました。思考上での過去の経験はほとんど役に立たなくなってきています。最近よく耳にする「変化の時代」おおげさに言うと変化のスピードが早くて、今を生きることで精一杯。せめてでもできることは、変わらないことは、食べることと着ることくらい、身体に思いをよせてあげよう。

サンデールームの2階サロンのインスタグラムで連載している「服ができるまで」もvol.7になりました。先週末のおやつ屋ヒュッゲ出張カフェでは、連載を楽しみにしている読者さん、連載の登場人物もお見えになっておしゃべりに花が咲きました。この物語からもまたまた続きがうまれる気配もあり、サロンの動向楽しみです。そして、休業していたサンデールームのカフェを再開させたいと準備をしています。2017年の改装で時間とお金が尽きてストップしたままのキッチンを再稼働できるようにと考えています。まかないを作ったり、料理教室をしたり、今だって十分使えないのだけれども、私の中では未完成のまま。いろいろが決められず、先送りにしてしまった結果、中途半端になってしまっているかわいそうなキッチン、ごめんよ。という感じなのです。タイルも剥がれてきて、ますますどうにかせねば!と思いつつなかなかプランが降りてきません。よい機会なので2017年の出来事を振り返り、HPのサンデールームのあゆみにまとめてみました。

記憶の中では、2017年は改装工事に終始した一年が終わったと思いきや、年の初めから終わりまで食材店の営業も、場所をお借りしてのレッスンやイベントも、日々のお惣菜作りもお菓子作りも、盛りだくさんにこなし、まあよく頑張りました。年の終わりはまるでご褒美のように、なかなかお会いできない自然栽培農家さんたちが勢揃いして勉強会と懇親会がありました。この企画は私たちではなく、一人の農家さんが声かけしての催しでもう2度とこのメンバーでの集まりはないだろうという奇跡的な集まりで夢のようだったな〜。記憶とはほんとに曖昧なものだけれど、行動したことはしっかり今にもつづいている。さーて、今一度重い腰を上げて、この場の中途半端になっている部分にさっさと手をつけていきましょう!