小麦塾

コラム滞り。毎週日曜日に更新のはずが、すでに今日は木曜日で3日も遅れ。毎日の新聞、期日が決まっている週刊誌や月刊誌などなど尊敬しちゃう。締切に間に合うように書くことを目下の目標。書くことに関してだけでなく、諸々のギリギリムードから脱出したい。言い訳すると、このギリギリでもう後先がないとなった時にインスピレーションがが不思議とくるもの。不思議なのだけど。でもこれも習慣であって、自分でそう思っているからそうなっているに過ぎない。ささっとやめてしまって、コロッと反転させてみよっかな。

先の日曜日、館林のカフェプラーナさんのつながりマルシェで、お菓子屋Hyggeのブースの一角で出展させていただいた。出店されてた作家さんには新月のうつわの依頼を、また別の出店者さんが近隣の自然栽培農家さんに電話をかけてくださって農家さんがわざわざ会いに来てくれたり、マルシェの帰りがけに別の自然栽培農家さんを訪ね、東毛地区で自然栽培の勉強会を企画してほしいとのお話までいただいた。つながりマルシェというネーミングとピッタリの展開がおもしろかった。趣旨のしっかりしたセレクトショップならぬ、セレクトマルシェを楽しみました。

このところ新規就農で、有機でなく自然栽培という方々に立て続けにお会いしています。みなさん始めたはいいけど、珍しい野菜、他との差別化での品目選びを意識しているようす。こんなこと言っては失礼だけど、自然栽培のことあまり知らないで始めてるケースが多そうです。それもそのはず、近隣にいらっしゃらないから本やネットで得た情報を頭の中で組み立てているからなのでしょう。頭の中にあるもの一旦どころか、何度も壊さないと成り立たないことを知ってほしいなとお話しして感じます。そんな時は「農家でないのでほんと生意気で、偉そうな物言いに聞こえたらごめんなさい。でもそのままだとおそらくうまくいかないと思います」と伝えます。たった10年ですが自然栽培の流通をさせていただいて、早いうちに知っておいてほしい思うことは言っておく、先のことを考えると「そんなの知らなかった」「早く聞いておきたかった」となるのが目に見えているので、聞いてくれる耳を持つ人にはなるべくはっきり言わせてもらうことにしています。まだまだマイナーだからそれほど目立ちはしないけど、空前の自然栽培ブームに早いうち手を打っておきたい。本当に自然栽培で農業が成り立ち、その世界を未来につなげていきたいから。

自然栽培を食べたい人は増えていると感じるし、農家さんも、おそらく流通も増えるでしょうが、ただ肥料や農薬を使わない農業をやっても、農産物はできません。種まきシーズンでどうしてもみんながワクワク盛り上がっていく時期だから、ますます愛とやさしさをもって対処していこうと思う。問題が起きた時こそ解決の糸口、差し障りなく生きて楽になるより、自然栽培農家さんが土に向き合うあの美しい姿をそのまま、自分の人生になぞらえてみようよ。

4/29.30 5/4は小麦塾です。4月はカフェの合間にHyggeの柳田さんにまたインタビューして自然栽培の小麦粉に切り替えた話を詳しくお聞きしようと思います。自然栽培ファンの皆様が集まるのでなんでそこまで好きになったのか?も聞いてみたいです。ぜひみなさんスピーカーになってね。5/4は連休ということもあり、遠方から自然栽培ファンが来て予定。今回もカリキュラムなどなく、まだ自然発生的を期待しつつ、参加者のリクエストに応えますので積極的に参加してください。積極的にただいるというのもOKな大人のためのフリースクールともいえるかな、自然栽培的な生き方をすすめていくサポートをしています。