加速する時間

11月に入りました。2022年もあと2ヶ月。私は例年のこの時期に感じる年の瀬に向かう焦る気持ちがなぜかなく、なんか妙なワクワク感があります。例年感じていた冬至に向かう陽が短くなることへの寂しさはなく、日中は青空と太陽の光、夜空は月や星の光がまぶしいくらいに明るい。紅葉の中に今まで見ていた物寂しさもなく、変わりゆく葉の色に光が映るそんな感覚。気持ちの変化なのか、年齢ならではのものなのか??皆さん、いかがお過ごしですか?

今日はふと、時間のスピードが早まっているという、少し前から言われていたけれどどういうことなのかが自分なりの理解を書いてみます。「時間」を乗り物に例えるとわかりやすいかなと思うのだけど、自転車とか電車とか飛行機とかの既存の乗り物に例えるのではなく、あくまでも「時間」という乗り物に乗っていうのを想像してみてください。この乗り物自体のスピードが早くなっているという感じでしょうか。「時間」と自分を切り離して考えないで、時間の中に自分がいるということが前提。時計で見る時間でなく、空間そのものと時間がセット。なので、加速している「時間」に合わせて自分をバージョンアップしないことにはついていけない。というより、不調和が起きる。今までだったら年をとったからとか、流行に遅れたとかで済ませた話なんだけど、どうやらこの加速はそういうことではなく、今までの概念でくくれないのが要注意、注目すべき点!かなと思うのです。

動体視力っていうんでしたっけ?スポーツ選手に求められる能力が必要かもしれないとも感じるのは、「時間」という乗り物がビュンビュン早いので物事の見極めや判断しないとならないことが次々に流れるように起こっても、気付けないだろうなというもの。ジェットコースターは苦手であまり乗らないようにしてきたけど、乗ったとしても目を瞑ってお腹にぎゅっと力を入れて時間が過ぎ去るのを待って終点に着くのをただ待っていたけど、「時間」という乗り物はそうもいかない。半ば強制的な流れでこの「時間」に乗せられたとしても、目を瞑ってみないようにしているのももったいないし、せっかくならば目をしっかり開けて、心開いて起こる出来事に対峙していけたら毎日がエキサイティングでいいでしょう?だから、動体視力ていうのかな、しっかり起きていることを見て判断して行動していけたらなと思う。

「人間はまず視覚から約80%の情報を得て、得た情報は電気信号に変え大脳に送られ、さらに処理され指令を筋肉に伝える。速く動くものを高い動体視力により素早く見極めることにより、脳から筋肉への伝達時間が短縮され、結果的に瞬発力を高めることになる。動体視力だけでなく筋肉自体を鍛える必要はあるが、その鍛えた筋肉を動かすためにはまずいち早く情報を得る必要があり、そのために動体視力の向上がとても重要になる。」

う〜ん、なるほど。年を重ねるほど脳も体もいろんな装置がそのまま放っておいても進化する成長するよくなる、なーんてこともないので、私は3年前からある直感に基づきピラティスを始めたのですが、身体のためにというよりかは、加速する時間の中で暮らしやすいように脳からの指令を筋肉に伝える訓練をする必要を感じていたのかようです。ピラティスでは空間の中で自分がどこにいるかというのもわかるようにレッスンます。空間と自分の体を別物としないということですよね。とにかく、なんかねもう情報を得ることや情報に沿った行動をすることとか全くもって不要。何かもっと大きな流れとどうやって調和して暮らしていくかが課題というなの喜びです。自然栽培の農産物、そういえば今年生育早いですよね・・・調和しているからなー彼らは。今日はいつもにもまし、ごく私的な感覚なのですが、自分なりにしっくりきたのでまとめてみました。加速する時間に合わせて、私たちも日々ップデートしていきたいものです!