地球とのパートナーシップ

朝食をとりながら、マイクロプラスティックの話におよんだ。私はいわゆる環境活動家タイプの人でないので、さほど気にとめてもいなかった問題。サンデールームでレジ袋を元々使用していなかったのは、環境への配慮というよりかはビニール袋を買うことが面倒だから。簡易の包装に経費をかけるのはもったいない、ならば一つでも多く農産物を農家から買いたいという思いから。お客さまに不便かけるという気持ちより、袋なんて当たり前に自分で用意するものでしょという考えでした。元々カフェだったというのもあるけど、服装は気づかっておしゃれしているのにビニール袋に食材入れて持つのはスタイル的にあまりすてきじゃない。咄嗟の買い物ではそれもありだけど、日常の食材を買うのならだいたい今日は何を買うかなど予測をつけて買い物後のスタイルまで考えたコーディネイトが大事。そういうのを提案もしてみたくて、日曜市なんていうマーケットを主催したりもしていました。その時はみんなマルシェかご持って買い物に来ていたもの。今から10年以上も前のことですが・・・。アトリエデフさんの「てくてく」という雑誌の編集に関わっていた頃、みんなのマイバッグ特集しましたがあれ好きでした。買い物という行為にはその人となりがみえるけれど、食材を何に入れて持ち帰るかもしかり。言葉でない自己表現とでもいうのかな、「ああ、あなたはそういうお方なのですね!」うちのお店はレジ袋は有料ですとかそういった一律なルールはなく、お客さまの自己表現にこちらスタッフそれぞれのコミュニケーションで対応している、自由なお店です。こういうのも小さい店ならではですね。お許しください。そして楽しんでいただけるとありがたく思います!

20代の頃、買ったお店の紙袋を持って歩くのがステイタスだったこともあったかな・・。今の私にはプライバシー見えすぎで素敵じゃないな思う。ブランドによっては袋にお金をかけ丈夫に作って下さっているので機能としてありがたく感じることも多々ありますが。サンデールームではお客さまからリサイクルの紙袋を集めリユースした時代も長くありましたが、それももうやめました。もう必要以上に紙袋をもらう暮らしは時代的にもそろそろ終わり。マイバッグの定着したことと、車で来店するお客さまも多いので段ボール箱の使用にもご協力いただいています。買い物袋についてはお店に頼らず、ご自身のスタイルをお考えくださいという感じでしょうか。

話は戻り、マイクロプラスティック問題。野菜の鮮度を保持するのにまだビニール袋は健在ですし、配送時には緩衝材のプチプチも使用しています。うちの店くらいの規模だと、こういう資材もリユースできます。配送時の段ボール箱もリユースです。でもこれは小規模だからできているだけで、これがいい、有意義なことだと考えているわけでもなく、結果がリユースという感じです。環境問題というと、レジ袋を有料にするとか、ストローを廃止とか、なぜか方法の提案しかないので一人ひとりがしっかり問題に向き合うことがない。私もマイクロプラスティックについて大きな問題すぎて自らでは扱えすどうしても他人事にしてきました。でも、この大きな問題だからこそ、一人ひとりが自ら考えて行動を決めないことには問題は解決しない。動物的なカンは鈍り、人間として考えることをやめた時に地球にとっては相当重たいお荷物な存在になってしまう。地球にとって重たい存在になりたくないなー。せっかく人間として生まれ、生かされているのであれば、地球と共振してお互いにサポートし合える関係を築きたいもの。かろやかに共に成長していくパートナーでありたい!

あわよくば、地球ってこんな素敵なのよ!と宇宙に向けて発信していけたらいいと思いません?