自分という自然

あーあ、今週も日曜投稿できないまま、サンデールームの週始まりを超えた水曜朝のいまここ。昨日の前橋は涼しく、過ごしやすいしとしと雨でしばし夏の休息時間のような空気感。目をつぶればここはリゾート?な心地よい朝です。目をつぶらずとも、お部屋とお庭をリゾートホテルにいるかのような心地よさにするのは、いつの時でもわたしの目標、笑 。そろそろ目標に手をかけませんとね。お庭どうにかしたいなー。

サンデールームを始めたての頃は特に田舎暮らしの願望がおおきくあって、夏休みには東北やフランスへ行っては農家民宿に滞在していました。何をするでもなく、とにかく農と暮らしの一体型ライフスタイルに憧れては、なんでこんな街の中で生まれちゃったんだろう?と恨みこそしなかったけど、街から逃げることをよくしてました。思えば今住んでいる場所もそういう理由から選んだのかもしれません。あるとき、お世話になっている農家さんに「あなたには街ですることあるでしょ、置かれた場所での役割ってのがある」的なことを言われ、そっか!街にも役割ってあるのだと知りました。今もそうだけど20年前の前橋の街はシャッター街で人もいなかったし、自然とは縁遠く、何かが終わってしまった場としか思えず、いったい何を街で創造できるのかビジョンもアイデアも達成するにはほど遠かったもの。存在自体が悪者と思っていたふしもあったな。それでも、農家さんから野菜やお米をわけていただいて、ランチを作りいわゆるカフェを街の中でつづけているうちに、徐々に街にいても自然な暮らしができることを知るのでした。そうするうちに、割とフラットな感覚で郊外や田舎の不自然さも見えてくるようにもなり、休日のたびに田舎へ行くこともなくなりました。かっこよく言ってしまうと、自分という自然をとりもどすことができるようになると、どこにいてもさほど変わらない。今はそんな感じかな。

自分という自然物を大切にすること、自然と調和した暮らしの創造。山登りやキャンプや農家民宿へ行くよりも、毎日できることが山ほどあって、それが断然面白くなってきたのです。そのためには、食べるもの、使う洗剤も、衣服も、住まい環境も、そして心持ちや考え方にもつな勝手いるので、その全てが大事なので、いわゆる忙しいのとは異なりますが、まあまあやることいっぱいです。最近また自給自足への流れブームがきて農業系のワークショップや、食糧危機に備えた保存食や野草を食べようとかワークショップも多いけど、それがアクティビティであるならそれはそれですが、なんか極端な行動を追加するより目の前の不自然な行動を一つやめるのもいいですよね。何かを始めるよりも、何かをやめてみる。これは自然栽培から学んだ引き算の美学!

ただこの暮らし方を積み重ねていくだけで、感性が磨かれ、それまで自然と思っていたことを違和感を感じるようになります。頭の中で考えて行動しないでいるより、行動をした方が思い込みを壊し、固定観念が削ぎ落とされていくのは早いです。いろんな考え、あたらしいことにふれるのもよいと思います。その時に同調しないで、流されないで、流さないで、違和感を放置しないで自分という自然を大切にしていけたらいいですよね。

今週サロンはオープンしています。 7月12、13、14、15、16日 11:00〜17:00