4月ですね、サンデールームへようこそ!

春の始まりが早く、桜の開花も早かったけれどその後の雨つづきと気温の上昇も落ち着いて、今年は花持ちのよい桜をあちこちで目にすることができました。この数日は新緑の凄まじい勢いで萌えていく様に驚き、時計の針がぐるぐるとスピードを上げすすんでいるような感覚があります。年の三分の一が過ぎ、年度末も終えてさて4月、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

サンデールームのカフェは、春分の日のよき日にプレオープンしました。2017年のDIY改装から放置したままの調理場をこの度、プロの皆様のお手を借り作業しやすく整えました。クレープマシンを導入し、春分の日は小麦粉のガレットにサラダたっぷりのメニュー。ガレットに使用したのは、アサクラの自然栽培小麦粉ジェンティルロッソ・リエート古代小麦farroをミックスしたもの。昨年はまるで世界情勢にシンクロしたかのように、いつもの仕入れ先の農家さんの小麦が天候により全滅したこともあり1年間、小麦が足りるかどうかが心配というか、はっきり言うと例年通りの量は足りないのですが、一方イタリアのアサクラの取引生産者の自然栽培小麦は豊作だったおかげでたくさんあるというから、自然栽培の小麦が通年通して手に入ることとなり、よかった〜!

食糧難がちょっと先の未来にくることを予測し、自分たちで食べるものは自給しようというムーブメントは今に始まったことではなく以前からあることですが、最近はそれに輪をかけて気運が高まっている感じ。でもね、自給というのは趣味で楽しむのは別としてですよ、日々の糧を自給するのは個人や一家族単位でそう簡単にできることではありません。今、私たちが見直すべきはちょっと家庭菜園始めよう!ではなく、お米、大豆、小麦という主要穀物を手に入れるルートを家族会議などをして、どこからお米買おうかとかね!真剣に考えるタイミングではないかなと思います。いよいよそんな時代です。物価高など一見大変なことが起きてきているかのように見える背景を知ること。その原因の部分に各個人ができる範囲で本気で着手していくことが大事です。生きていくためには。食材の入手手段も含め、自らが選んで手に入れるという行為。選ばされるのではなく、自ら決めて行動しないとならないことを私はよいことだと思っています。人は本来、食べたいものを食べたいときに食べたいだけ好きなだけ食べるのがよいそうで、それこそが食の本質であり喜びなのだから。価格や便利さ、浅はかな身体によい食事云々のモードにいいかげん踊らされているのはおしまいです。

カフェのプレオープン期間は、4月〜5月の連休中まで続けます。グランドオープンはまだ先になりそうですが、サンデールームが1999年の8月1日に初めてカフェをオープンさせてからその年の12月いっぱいは今と同じようにあれこれメニューを試しながらやっていました。翌年2000年1月から「毎日食べられる身体にやさしいお昼ごはん」という日替わり定食ができたのも試行錯誤の5ヶ月があったからこそ。カフェのグランドオープンに向けて、アルバイトスタッフを3名募集します。4月いっぱいかけて面接をして5月から一緒にお仕事できるといいなという感じでおりますが、飲食業務経験者を優遇しますが絶対条件ではありません。実際カフェにいらしていただいて、私に声かけてくださってもいいですし、HPの問い合わせからお名前とアルバイト希望の動機などまずはメッセージをいただければと思います。お待ちしています!!