自然栽培の大きな輪

山梨県北杜市での特別講座では総勢50名の方にご参加いただき、実りある2日間となりました。講師は河名秀郎さん(自然栽培普及会会長、ナチュラル・ハーモニー代表)は昼と夜の講座2本、翌日生産者を訪ねいろいろお話や相談というハードスケジュールでしたが、受講者や生産者さんみなさんに喜ばれ、よい転換になったようです。夏野菜最盛期に向かって悩みや問題がいろいろあるようでしたが、今シーズンどうか頑張っていってほしいな。自然栽培とうもろこし、トマト・・・期待していますと産地を後にしました。

この2日間は、普及会の事務局に携わる者として反省や諸々を含め今後の企画立てに生かしていこうとやる気が湧き上がる有意義な時間でもありました。セミナーと産地まわり、そして地域の人たちの自然栽培を通じての交流の場づくり、その一つの型の始まりになればと思います。山梨での連続セミナーを計画立てていますが、こうやって各地域で展開していけるといいですね。近場では群馬の東毛地区でもできたらと考え、数人の方々に働きかけてはいるのですが、どうなりますか。夏野菜始まるとみなさん忙しくてね。勉強会に来てくださいとお伝えても、日々の農作業に追われそんな悠長なことを言っていられない、勉強したところで農産物ができないと出荷できない、まずは生活を立てていかないとならない・・・など、二の足を踏まれることが多々あります。これは消費者にとっても同じことで、2020,〜2021のコロナ騒動の時は、イベントやら集まりなどが一切なくなったけど、なんかそんなに騒ぎ立てるほどのことでもないでしょ、でも行く場所なくなったから、受講でもしよっかな・・・そんな気配けっこうありました。

なぜかというと、サンデールームは有事の時も無時の時もさほどやっていることが変わらないから。変わらない場所があるって、人は安心するのかなと思いました。何があっても変わらない場所、まあそれが家だったり、家族だったり、もしくは自分の部屋だったり、それはその人それぞれですが自分が還る場所とでもいうのかな。私にとってはそれが「自然栽培的な生きかた」だったりするので、有事の時ももちろん変わらない価値観です。そしてこれがベースにある暮らしと仕事をしているので、この2年間もほとんど変わりなく過ごすことができました。

それでも、細かいことで言えば、仕事の仕方は変わりました。震災の時に、料理を提供することから料理に使っていた食材を販売する仕事へと変わったように、今回のコロナ騒動では、前橋で自然栽培を紹介するアンテナショップ的な役割から、自然栽培農産物を今より多く流通させる販売店へと変更していきたいと、そんな思いに変わっています。この2年で、扱う商品が以前より厳選されて、有機栽培やオーガニックの加工品はとても少なくなりました。みなさんお気づきになられました?その代わりにというのもなんですが、自然栽培の農産物しかも同じ種類がどーんと山にして置いています。商店から倉庫、または市場の方へ舵はきられたかなという感じです。

生産者さんにお会いするたび、また産地を訪れるたび、ああもっと多くの農産物を流通できたらいいなー、売りたいなー、そう単純に思います。消費者にとってお買い物しやすく、楽しいとか素敵なお店とかそういう場を作りたいというよりも、自然栽培農産物を多く流通し、その輪を大きなものにしていきたい、関わる人を増やしたい、そんな思いです。

私に何ができるのか、何をさせていただけるのかは全く見当もつきませんが、還る場所にアクセスすると私の中にある「自然栽培の輪を大きなものに」変わらずあるこの思いににふれることができます。さて、今日はこれから奈良の健一自然農園さん、そして明日は和歌山の農家さんを訪ねます。帰ったらまたサロンでご報告しますね!今週サロンは、3日と4日オープンします。早いものでもう6月、心地いい衣類や下着も揃えていますのでぜひお立ち寄りくださいませ。