富岡市磯貝さんの畑へ。
磯貝さんといえば、長ネギ。
この地域につなげられてきた下仁田葱を守るため、
他の長ネギと交配しないように心がける取り組みが
長い間なされてきたとのこと。
法律でもないし、絶対に守らなくちゃというわけでも
ないので最近ではあまり気にしない人も増えてきて
あまりうるさく言うのもどうかと思ってねと磯貝さん。
風土と歴史を大切にする姿勢に敬服します。
私も知らないことばかりで、風土や歴史を
踏みにじってきたこともあるんだろうな、と反省しつつ。
写真は来年の冬の出荷をまつ、長ネギさん。
この畑の土はなかなかきもちよさそうなので、
きっと楽々育つでしょうが、出荷までに一年とは
長ネギってとても贅沢な食材なのですね。
こちらはかき菜。
最盛期、勢いのいいこと!
端境期、菜っ葉ばっかりなんて言わないでね。
農家さんによって、種も土も違うから。
菜っ葉もそれぞれ味が違うのです。
小松菜はそろそろ終わり、種をつけるのを待ちます。
磯貝さんが自然栽培と自家採種を続けていらっしゃる
「新黒水菜小松菜」。見慣れた小松菜とはずいぶん違う姿に
小松菜なんですか?と聞かれることも多々あります。
ちょこっとのぞいた黄色いお花が鮮やか。
菜花となった小松菜、かき菜と、
今週末はたっぷり届けていただきました。
どうぞお楽しみくださいね。
名残の菜花たちと、
季節到来のうどを美味しく頂くレシピ、
どうぞご参考にしてくださ~い。
2年ぶりの更新です!
星野のごはん日記 22
うどの季節です。
天ぷら、茹でておひたし、煮もの、きんぴら・・・
定番のお料理はひととおり楽しみましたので
今日は何か、違った味で食べたいな~。
皮は付け根の方や節の固い部分は取り除き、ほぼそのままで
斜めにスライスして、ステンレスのフライパンに入れる。
少々のお塩とオリーブオイルをまわしかけ、火をつける。
うどがしんなりなる程度、ゆっくり炒める。水分が少なく、
焦げそうだったら、ほんのちょっとの水を加える。
蓋をして、蒸すようにして火をいれていく。
うどに火が通ったら、茹でておいたかき菜を加える。
続けて、スライスしたトマトも加え、再び蓋をして
蒸し煮。3つの具がなじんだかな~という頃合いをみて
蓋をあけ、米酢とお醤油で味を整えて出来上がり。
あたたかいサラダのような、酢の物のような一品。
今時期のトマトは毎年思うけれど、ほんとに味がいい。
米酢とお醤油とトマトの汁気があわさったスープは
絶品です。この料理、一晩くらいおいて味をなじませても
美味しいのですが、ついつい出来立てをそのまま
平らげてしまうのです。
あたたかいサラダ、肌寒い春の晩ご飯に一品加えてみては
いかがでしょうか。
新生活がはじまり、みなさんお忙しく身体もこころも
おつかれの方も多いと思いますが、どうぞ美味しいごはん!
食べて、この時期を乗り切ってくださいね。
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