ごはんの教室

4泊5日におよぶワークショップの食事づくりから昨夜もどりました。朝昼晩の食事をただひたすら仕込みながら、時々山々や森の木を眺めながらコーヒーを飲んだり、スタッフとたわいもないおしゃべりをしたり、明日の献立を考えたりすることが、怒涛のような忙しない5日間のなかで何よりのご褒美だった5日間でした。

カフェスアーブマエバシが4月にオープンしてから、私はいったい何をしているのと聞かれること多いけれども、サンデールームのカフェをを始めた25年前から相変わらずいつもどこかで誰かのためにごはんを作りつづけています。それ以前の学生を卒業した料理修行時代から、もっと言うと小学校4年生くらいからかな。冷蔵庫の中にある食材をつかって、試行錯誤しながらずっと「私は今何が作りたい?何が食べたい?みんなに何を作ってあげよう?」頭の中はぼんやりと、食材に触れて身体が思うままに動くままに、私の料理はいつもそんな風なのです。

美味しいか美味しくないかは人それぞれ、料理はあまり得意ではありません。上手でもありません。そんな私が今は料理教室もさせていただいています。食材店を始めた12年間前から細々とですが続けています。教えることは得意ではありません。上手でもありません。私の願いは自然栽培の農産物を多くの方々に食べ続けてほしい、ただそれだけ。美味しいは人それぞれ、自分なりの美味しいを簡単に作れてしまうのは、私にとっては素材が何よりも重要で、自然栽培がベストです。私にとっての料理は、その農産物の生命力を身体にチャージしやすいようにちょっとだけ手助けすることで、私のエネルギーをプラスしないようにすることが基本にあります。心を込めたり、思いを込めたりしないように、透明になって料理すること心がけています。

さて、今日はこれからごはんの教室です。8月の募集もしていますのでよろしければイベントページをご覧ください。お盆の期間ですがご参加いただけましたら幸いです。