一枚の長Tを捨て、あたらしい一枚を着て出かけた直後にメールが届きました。大きな進展ではないけれど、昨年9月からストップしていたお話なのでメールが届いたときはさほどではありませんでしたが、今こうして文にしてみて、一枚の葛藤していた長Tを捨てたことで物事がちょっと動いたような・・・そんな気がしないでもありません。
野菜やお米は生産者から分けていただき販売するという流れなのですが、衣服に関しては生産者がいて農産物(綿、麻、絹など)を糸にし生地にし、そこからまた商品にするまでのプロセスに関わる業者さんやデザイナーやパタンナーやらがいるので1から始めるとなると時間もかかるもの。こんな当たり前のことも衣服を販売することになり腹におとすことができたし、衣服作りに関わり始めてからはなおさらです。ほしいと思ってからすぐに手に入るというのは大きな間違い、これだけ世の中に物は溢れていても、ものづくりはいつだって始まりなのです。まだスタートラインに立ってもいない。
自然栽培に出会った時、私がこの世界観に魅かれた理由は「あたらしい文明の創造」という感覚があったから。昔にもどる感じはまったくなくて、あたらしい未来が見えたのです。生きている間には無理だと思っていた日本の綿の衣やもしかしたら麻や絹の衣さえも、思い描き行動していけば手が届くかもしれない。スタートラインに立っていないけど、白い線くらいは見えてきたようです。
そういえば、「ご先祖さんで衣料、生地の仕事をされている男性がサポートしている」なんてことも言われました。思い当たる人はいませんが、ありがたいです。03wear popupは残り3日間、2月の初めはうさとの服展とつづきますのでどうぞよろしくお願いします!