8月の終わりから9月へ

 

うちわ、出来上がりました。

 

和紙、麻紙をつかっていますが、紙によって、

風の具合がふわっとした感じとか、涼しめとか、

ひんやり、とか。風の質が違うのが面白いです。

 

実際に自分で作ってみると、色々と気づくことがあります。

来年の夏は、ワークショップで米糊の魅力や自然な和紙について、

ご紹介していきたいと思っています。

 

 

私が今回うちわを作るきっかけになったのは、「米糊」です。

 

サンデールーム1階の店舗改装を依頼した磯崎工務店さんでは

一切の化学的な接着剤を使わず、自然栽培米で作る米糊を使用すると

お話では聞いていました。そして、毎年展示会をさせていただいている

うさとの服の生地は、織る時に米糊を使うと聞いていました。

 

そういえば子供の頃、祖父が破れた障子を手直しする時、

お米をつぶして紙を貼り付けていた記憶もあります。

 

 

作り方を教えてくれた照明作家さんによると、

無洗米として一般に売られているお米では糊としての機能が

弱かった。また、水道水をつかうと塩素やその他の薬が入っていて、

やっぱり張り付きが悪い、そうです。そして、お米も炊きたてが

いいのだそうです。昔の大工さんは、朝ご飯をたべて、米糊を

つくって、仕事へ出かけたそうです。

 

米糊について、知り合いの工務店さんや木工作家さんに質問を

したことがありますが、みんな口をそろえて、

「安全かもしれないけど、弱いよね。持ちが悪かったら意味ないよね」

と言われて、私自身も実際どうなのかな〜と思ってましたが、

今回のお話を聞いて、自然栽培のお米を炊きたてで、

湧き水で糊にしたら、たぶん違いがでるかも。実際に

食べて違うのだから、糊にしたってきっと・・・違うでしょうね。

 

うちわ作りと米糊。ほんの小さな出来事でしたが、私のなかで、

食、衣、住とがしっかり結びついた経験となりました。

 

この夏、関東は自然栽培の野菜が豊富でした。

例年になく、お客様に販売するだけでなく、私たちスタッフも

存分にきゅうりやトマトを口にすることができました。

これもひとえに、農家さんと、お買い上げ頂いた皆様方の

おかげです。心より感謝申し上げます。

 

今までにないような動きの台風がきているとのこと。

進路が気がかりではありますが、自然界の浄化作用は

ときに厳しいことをしっかり受け止め、これからも

自然栽培の農地が広がりますようにと、祈りをこめて。

 

名残の夏野菜を美味しく召し上がってくださいね。

今週も、どうぞ宜しくお願いいたします。

 

 

 

 

 

星野充子

 

 

 

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