お彼岸期間のお月見はしないという父の言いつけを守り、今年はお団子もススキも果物もお供えせずにお月さまも見ませんでした。魚座の満月、空前の占星術ブームでネット上には情報はあるものの、これもまた読み取るのはむずかしい。サロンでは星読みの勉強会や来月はお話会がひらかれる予定、私たちは宇宙から何を学ぶことができるのでしょう。
木こり農園さんに送っていただいた栗で渋皮煮をつくりました。秋分の日の神楽太鼓の時のおやつにしようと思っています。あと、おはぎも作ろうか、秋分らしいおやつと神楽の演奏などなかなか風流です。最近コンサートも観劇も、お出かけもままならないですから、ぜひサロンへ足を運んでいただければと思います。今年は1月9日の初市からはじまり、節目ごとに太鼓の演奏と共振するながれ。奏者の石坂亥士さんによると、本来ならば立春過ぎでないと太鼓のような大きな音を奏でることはしないとのことでしたが、初市の日に八幡様でのお焚き上げや東和銀行のところでの儀式などがコロナで縮小するとかしないとかそんな話を耳にし、コロナによって御神事ってしないものなんだ〜だったら初めからしなければいいのに・・・・などと私はつい思ってしまうタチ。亥士さんからも神社での神楽も演者に年配の方が多いそうでどこも中止になっていると聞きました。お盆にお寺に行っても、コロナだから提灯の火をつけてもらうことがなくなったり、まあいろいろと形だけ残してきたものがなくなりつつあります。よくもわるくも。形だけ残していると、だんだんと茶番ぽくなってしまいその茶番が日常になってしまうことがある。神楽の本質ってなんだろうね?という思いから前回の夏至のライブから趣向をかえてみたりしています。
石坂亥士さんのソロライブは伝統的な神楽というより前衛アートなのでこれが神楽?と感じる方もいらっしゃるかもしれません。わたしもいつだったか、桐生市の有隣館というレンガの蔵で初めて演奏を聞いたときには何が何だか訳がわからずただ、こういうものがあるのね・・・という感想でした。当時お世話になっている農家さんに連れられていったのですが、その農家さんは地域の神楽に確か関わっていた方で、わたしに文化の一つを教えてくれたのだと思います。あ、こういうものがあるのね・・・大人になると知っているもの、お気に入り、好きなことしか選ばないのでだんだんと個性がつよくなっていきますが、よくわからないものにふれる機会もまたいいものです。秋分の日は食材店も営業しています。お買い物を終えて夕方5時から演奏開始。ぜひご参加くださいませ。