9月2日

今年の3月から、本町KURAなる試みをはじめました。昨日は9月から1年有効のKURA会員に2名の方が入会されました。おひとりは、サンデールームでつかっていた沖縄のうつわのファンの方。というよりも、そのお客さまは作家さんがご自身で掘っているという土に惹かれているようで、手に持ってじーんと感じている姿から本当にお好きなんだなあとみていてうれしくなるのです。そのお客さま、Mさんは以前どこかのお店で見つけて、手にし、サンデールームで再会してからは一枚ずつ購入して増やしているそうです。「あとちょうど二枚くらい、こんなサイズのお皿がほしいなと思っていたらKURAにあったので入会します」と言ってくださった。

学生時代を沖縄で過ごしたうちのスタッフがアルバイトしていた牧場のご近所に作家さんの工房とお住まいがあって「土を掘って、登窯、ギャラリー、住まいも庭も、食べるものも全部自分でつくる人」とそんなことを当時から聞いてはいましたが、今改めて書いてみるとすごいなあ〜、すっかり忘れていた作家さんの暮らしや姿が蘇ってきてくるものですね。いつもは気にもとめずに、サロンでまだ現役でつかっている小さなコーヒーカップを見る目が変わりそう。本町KURAにはまだいくつかの小皿を置いてます。Mさんにはそんなに好きならば全部持っていったら?と言うと、「一枚ずつ増やしていくのがお楽しみなの。でも置いていったら誰かのところへいっちゃうかな、ふふふ」ということですので、よろしければどうぞ。

3月にはじめた時には、うつわ、茶道具、生活道具だけでしたが、この夏から衣類が加わりやっぱりとても人気なので増やしていこうと思ってます。まだまだ数名ではあるものの会員さんによってKURAが育まれている感があり、その都度しくみも整っていき、言い出しっぺのわたくしにもまださっぱり、この先どうなっていくのかわかりません。ただ、ここに来たらほしいものが手に入る。そこにお金ではなくて、今のお金に変わる何かがあるのかないのかもわかりませんが、ほしいものを好きなだけ受けとって、与えて、分け合っていく理想の暮らしがみえてくる練習の場であるようです。

本町KURAの入会に関するご質問等は、サロンにいます星野まで。HPからの問い合わせフォームより本町KURA入会希望と明記の上メッセージください。