9月1日 

ちょうど一ヶ月前の8月1日、サンデルームは22年目を迎えました。

両親が営む飲食店の定休日を借りて、そこにあるもので何かできることをしよう、空きビル空き店舗が増えていく 街のなかで私たちが行きたいお店をつくろうということでカフェがなかったからつくりました。

日曜日の昼間だけにオープンするカフェでした。始めてからみて気づいたのはオフィス街のこのエリアに日曜日に人通りがないこと、外からは何も見えない2階にふらり立ち寄る人もいないこと、これではお店を続けることもできないし、なんかやってることが違うな〜と感じ、翌年2000年の1月から平日のランチで日替わり定食を始めたことが、思えばサンデールーム の本格的スタートとなりました。

空き時間の日曜日に始めたカフェが、毎日食べられるようなお昼ごはんを提供しはじめたことで、近くにお勤めされている方たちの社員食堂のような定食屋さんになりました。
ごはんと味噌汁と野菜のおかず、地粉でつくる焼き菓子がサンデールーム のベースとなり、美味しい食材をもとめて農家さんを探すことからはじまった、「たべもの」についての勉強は自然栽培と出会ったことでますます面白くなってきて、環境問題や経済の諸問題などを超えて、今では大自然の摂理にどれだけ従い楽に生きられるか、いやいや‥生かされていることを目一杯楽しむことをモットーとし、お店を営んでいる私たちです。

10年前、カフェから食材店へと大きく舵を切った時にはもっと自然栽培が当たり前に買える社会にしなくては!ときもちが焦り、しゃかりきにやってきました。その大きな野望は変わらずありますが自然栽培の世界観に慣れ親しむほどに痛感しているのは、大自然にもリズムやタイミングがあって、その大きな計らいのなかで、自分という自然を生かすしか術はないこと。

これまでコツコツ築いてきたサンデールーム という場を、自然栽培の農家さんが日々取り組まれている田畑や種子を清浄化していくように、肥料農薬を使わずとも大自然のエネルギーで農作物を育むことができるように、そういった創造の場になっていくことをイメージしています。

サンデールーム を入り口に、自然栽培の世界観にふれていただけたら、そしてよろしければぜひ入り口から中へ入ってみて、一緒に歩んでいけたらうれしいです。歩む人が増えると、道は広くなり歩きやすくなり、なんか楽しくなるきがしています。

サンデールーム へようこそ!