2/6 未来は選べる!

主要穀物のこと、なんかとても気になって農水省のHPを調べてみました。海外依存ということは知っていたけれど、数字を目の当たりにするとまた意識も変わるもの。イメージではなく現実を知ることは大事だとこのところよく思います。先週は学校では到底教えてもらえない歴史を詳しくお話ししてくれる方がサロンにみえて、ものすごく楽しかった!のです。本当のことと言っていいのかわかりませんが、学校では教えてもらわなかったことを大人になって興味関心を持って学ぶとなんかワクワクします。

さて、小麦。国内消費の約9割をアメリカ、カナダ、オーストラリアから輸入していまして、その量は毎年500トン。それに対し、国産小麦は約80トン/年でそのうち自然栽培はどれくらいなのでしょうね。もはや希少を超えて奇跡的な存在なのだとようやく気づくのです。当たり前にあるもののありがたさにやっと気づく。

そして大豆。日本が輸入している大豆はアメリカからが約7割、残りはブラジル、カナダ、中国からでほぼ油に使われています。油以外の食用も含めて自給率に換算すると6%、令和12年までに国は自給率10%を目標に掲げていました。大豆に関しては、大豆ミートなど代替肉ブームが起きつつある、これ急激に進むでしょうから、大豆の奪い合いは想像に容易いです。米、麦、大豆といった主要穀物は私たち一人ひとりが年間どれくらい必要かを概算して、自然栽培農家さんたちと連携するプロジェクトつくれたらいいな。

自然栽培を始めるうえで、今まで投入してきた肥料分を抜いてもらうのに小麦は有用です。小麦を農家さんから買うこともできるし、土もきれいになっていくという一石二鳥。から、自然栽培の普及と小麦は相性がよいもの。そして自給率を高めていくにはまずは主要穀物から、ですね。気づいたときにどうやってまともな食材、農産物を手に入れたらいいのかわからないなんてならないように、今改めて私たちは食を見直していく時だと思います。

自然栽培の創始者、岡田茂吉さんは「これから先は食べるものをたくさんあっても本当に命の支えになる食べものは手に入らなくなる」と言われていたそうですがまさにその通りになりました。自然栽培は手に入らない、一般では買うことができないとよく言われることですがかくいう私もその一人でしたから食材店を始めました。家庭菜園もやっていました、小麦を育ててみたこともあります。でも自給とまではいきません到底無理でした。それからは、生産者から買うことに決めました。買うではなく買い続けることを決めました。そうしたら小麦も大豆も海外依存でなく、肥料農薬にも頼らずに自然栽培の国産のものを日々手に入れることができるようになりました。大きく何かを変えようとするより今日食べるものを選ぶことは、誰もが簡単にできること。

未来は選べる! 大豆と小麦のことおいしい学びをご一緒しましょう!

2月11日 12:00〜 味噌仕込み お一人募集 / 3月11日 サロンで小麦塾