9月14日

何となく変わり目。ふと気づくと、あたらしいことへのチャレンジ、あたらしい出会い、あたらしいことつづき。ルーティーンワークの連続で一見変わらないようでも、昨年から今年の変化は相当激しかったです。サンデールームの食材店もだいぶ変化しました。まず、お店の営業を夕方5時までとし、1時間早く閉店することにしました。お勤め帰りに立ち寄れるようにと6時までの営業にしていましたが、たった1時間長く営業をしていてもお勤め帰りの方々にはそれほどお役には立てず、平日お越しいただけない方には休日来ていただけるよう、または発送をおすすめすることにしました。この1時間短い営業に踏み切った理由の一つに、飲食店の時短営業は昨年から何度どなくあったのに何で食材店には適用されないのか?マスクや消毒やいろんなガードなどをしていれば時間関係なく食材店は営業していていいというけど、そんなことより毎日の暮らしの中で食材を手に入れることをこの機会に今一度各自が見直していく必要があることを提言したいのもありました。

仕事が忙しいから、近くで買えないからというのはもはや言い訳でしかありません。欲しければ宅配を頼むなり、1週間か2週間のうちの1日でいいから食材をまとめ買いしておくなど消費者は行動を変える必要がある。そうしなければ手に入れることはできません。厳しいようだけれど、今の社会でそれが当然で、それでもまだお金を払えば買うことを自覚していただきたいと思っての決断でした。こんなことをいうことは本当に偉そうで、何様だと言われたらどうしよう・・・と実は気が気ではないのですが「近くで買えないんですよ」「なかなか来られなくって」という本当によく言われる言葉にどうすればお応えできるか、そのためにできることは1時間長く営業することではなかったということです。スタッフを増やして営業時間を長くしたり、宅配業を充実させれば果たしてこの問題は解決するのかというと、それはほんの一部のこと。必要とする人が増えれば、ものもしくみは自ずと整うはず。それが自然の摂理なのです。

それよりも、生産の場を守ることができなければこのプロジェクトは全てご破算ですから、店のあり方よりも農地へむかう意識の方がどうしても大きくなってしまいます。これから自然栽培のニーズは高まっていくことでしょう。その時に、お金を出せば手に入るとは限りません。あの時はお金を払えば買えたよねなんてことにならないように、自然のルールに従って生きていこうと思うのです。