12/6 冬至祭 みんなきてね!

HPのイベントページにアップしました。「神楽の宇宙」〜冬至の祈り〜」今回のイベントは定員30名となっています。申し込みフォームから予約してください。

冬至祭といえば、サンデールームを始めてまもなくのころ、新宿ロフトというライブハウスで出会った詩人、ナナオサカキのその煌めく言葉にはっと目覚めた私は前橋で朗読会を企画することになりました。広瀬川沿いにある前橋文学館で「ナナオサカキ ポエトリーリーディング 冬至祭」これまで生きてきたなかで、最も影響を受けたであろう人物ベスト3に入る人、ナナオサカキ。

元来、私は知識や情報を得ても何ら動かないタイプです。思考ではなく心が動かない限り行動できません・・・・。なので、進みは遅い。というよりも、進み方が一般常識とはかけ離れていたりします。特に何か大きな出来事が起きた時の咄嗟の動きが真逆だったりするのは、311の震災の時も、そしてこの2年の騒動においても、自分でもよくわかりました。過ぎてしまえば大したことではないように見えても、その時々に道を選んできたわけですから10年、20年後の到達点はあの時とはガラッと変わっているのでした。この2年の間に選択した数々のことが今後どのように展開していくのでしょうか。いずれにしろ、これからも変わらず、心のおもむくままに生きていきたい!

サロンで初めての冬至祭、ナナオさんがあの日言っていた「みんなもっとうたおう」の声が心に響きます。12月22日のサロンの冬至祭で詩の朗読、発声をさせていただきます。あの日文学館で「ここには目に見えない人もいっぱい来ているよ」と言っていたように、22日にはサロンにナナオさんも来てくれるといいなあ〜。翌23日は、13年前に他界したナナオさんの命日、晩年、暮らしていた森の中散歩へ出かけたまま亡くなったと聞き、最後までセンスよい地球の生きた方を実践した人でした。

一編の詩を紹介しますが、当時と今とではこの詩の捉え方も真逆に変わりました。これも自然栽培の世界観に出会ったからにほかなりません。


星を食べようよ
 ナナオサカキ

ほんとだよ 子どもたち

神様は
飛行機のために   空をつくり
観光客のために   サンゴ礁をつくり
農薬のために    畑をつくり
ダムのために    川をつくり
ゴルフ場のために  森をつくり
スキー場のために  山をつくり
動物園のために   けものたちつくり
交通事故のために  自動車つくり

幽霊が踊るよう   原子力発電所つくり
ロボットが踊るよう  人間をつくった

子どもたちよ 大丈夫
  井戸は    涸れない 

  ごらん    夕焼けだ 
  畑に     向日葵
  空に     赤とんぼ 

  誰かが    歌い出す

 ” 星を    食べようよ “