このところ、食材店の野菜は盛りだくさん。相当量の入荷です。皆さんいつもより多く買って、多く食べていただきたいくらい。自然栽培の農産物の持つエネルギーは質量がおおきい(だろうと想定しています)から、実は少量でも足りること、長く食べつづけてきている方は既にお気づきなのではないでしょうか?
通常一般に売られている農産物よりも値段が高いとおっしゃる方には、エネルギーの質量に比例しているので仕方ないと申し上げたい。これは科学的には明らかになっていないことなので店頭でも言えないことです。有機JAS認定は別として、「無農薬」「自然栽培」と表示するのはいけないルールがありますが、エネルギー高いと書くのもだいぶ怪しいし、エネルギーなんて受信装置もしっかりしていないとただスルーしてしまうのかもしれないし、目の見えない話はここまでにしておきましょう。
肥料、農薬を使わない、その上タネも自家採取しているならば経費がかからない分、本来ならば安くできるはず。でも、土の汚れがまだ残っていて収量が上がらないうちは、単価を上げなくては経営が成り立たない、だから値段が高くなる?と質問をされたこともありますが、そもそも価格ベースのお話にこれまでなんでのってしまっていたのだろうと反省。
わたしはもともと数字に弱いです。値段の表示を見て、金額が高いとか安いとかはっきり言ってよくわかりません。でも、物をみての質の高い低いはよくわかる、これをエネルギーというのか好みというのか、それはわたしの感覚でしかないのでまだこれからの研究の余地があることですが、価格や誰かインフルエンサー、メーカーの説明ではなく自分の物差しで物を買うタイプ。この訓練、子供の頃から自分なりにつづけてきたので今では特技かも。だからセレクトショップをしているのだと思います。他人の物差しで物を買うと損をすると知っているので、農産物にしても服にしてもできる限り背景まで調べまくって、買う。すぐに判断をしないけれど、生産者の人となりも知っておくこともわたしには欠かせないこと。あくまでもエネルギーをいただいているので、人が介在するときにそのエネルギーの損なわれ方を知っているとこちらの受け取り方と対処方法も柔軟に対応をできるから。
農産物の価格はお財布に入っている手持ちのお金のあるないかの目安にしかすぎず、価格で食材を選ぶなんて全く損な行為、というのがわたしの持論。なぜ、これいくらですか?って聞く人が食材店であれほど多いのか不思議でたまらない。すごいな、価格を基準にしてお金というエネルギーをうまく使いこなせる人たち。人によって、何からエネルギーを享受するか違うのだろうなと興味深いところです!!
値段なんて、その時々によって変わる。セールとかあるし、ブームも世の流れも、結局集合無意識で決まっていることなんじゃないかと思う。それはただ存在しているだけで、それに流されていたら、いつまでたっても「食べたいものを食べたいときに食べたいだけ食べる」という宇宙と共振する食になんてたどり着けない。もし、価格が農産物を選ぶことへの判断基準のベースになっていたらそれはとてつもなくもったいないことなので、うちの食材店がたとえばフリーになったら?またはカードで買い物ができるようになったら、少しは「食べたいものを食べたい時に食べたいだけ食べる」ことを多くの人たちへ提供できるようになるのかな・・・