11/1 目醒める種 

サロンに龍の絵がやってきたことは思っている以上に大きな出来事だったようで、いろいろなきもちが毎日湧き上がってきています。絵って改めてすごいなあと思っています。何せ、今回の絵は壁一面を覆うかのような壁画だから、ついつい目がいくし、広いサロンの中にいても絵と一緒にいる気分にもなる。コンクリートのグレーに黄色がよく映えていますしね。それだけでなく、絵が持つ物語が潜在意識にはたらきかけてくるようで、わくわくしてしょうがない。昔々、村に仏像とか仏画とかが来たときに地域の人々は見にいったんだろうなとか、そう言えば奈良の大仏は疫病を治めるために建立されたとか、歴史で勉強したなーとか。そういうことも思い出すような、龍の絵。

縁あって、描かれた大阪から作家の意図ではない前橋にやってきてくれた絵はただ飾るだけではもったいないので展示期間中に何かイベントを企画したいということから、まずは11/11にアーティストトークをおこないます。絵のご開帳イベント「目醒める種」の物語をご一緒しましょう。

今日から11月。衆院選もおわり、選挙人は口を合わせて「いくさ」とおっしゃっていましたが、一夜明けての結果は誰もどこも勝っていないね、という結果。熱心にテレビでの選挙速報も昨日は夜遅くまで見ちゃいました。各チャンネルはあたらしい時代に向けてゲストにもいろいろ工夫されていましたがインターネット上の映像ともうあまり変わらない。得られる情報はインターネットもテレビももはや何らかわりない、リアルな体験しかないなーとしみじみ感じました。今もまだ「テレビに洗脳されてる人多いですね」とかいう人いますけど、洗脳というのは長年かけてされてきたこと、教育もその一部なのかもしれないけれど、自分がこれまで生きてきたものや学んできたことをいつでも手放すくらいな意気込みが大事なんだなーと思ったりしました。それにしても、「いくさ」とかいう表現は時代に合わないから投票率伸びないのも仕方ない。みんな戦うのはもうやめたいからね。