タイトル通りな毎日です。もはや想定外はあたりまえで話がはやい、ブレーキ踏む間はありませんねー。自動エスカレーターか高速道路に乗っているのでスピードが早いのはうっかり忘れてしまうけど。そして自分ではコントロールできないけれど、進む方向と目指すところは決まっているので、まあいっか!とながれにお任せしています。11月5日の新月からスタートする03wearポップアップイベントに向けて準備をすすめています。一昨日、綿農家さんを訪ねたのもきもちの準備のためだったわけですねと2日後に気付く始末です。心身が先に動くので頭での理解は後から少し遅れて気付く、みたいな感じです。
今回のポップアップのコンセプトは、衣服は農作物であること。とは言え、綿も麻も絹も、羊もアルパカも当然と言えば当然ですが育てたことがありませんから、どこから聞いてきた情報をそのまま説明したってわかってないことばかりですから、少しでも知っておきたく見ておきたく。綿の種を撒く生産者さんに会って、お話聴いて、現場見せてもらって、少しでも関わってみないことには洋服を売るお店になってしまうので、服も売るけれど背景も一緒にそのままお渡しできたらいいなーなんてことを願っているわけです。背景ってどうやって渡すんだろう?実はこれは料理人時代からずっと考えていたことなんです。ランチを食べに来てくださった方に背景ごと食べてもらいたい、つまりは食材のエネルギーをそのままということなのですけど。
今回のポップアップを前に、綿から糸へ、そして何かしらの製品になる過程を見られる範囲で見ておきたかったのでした。綿を摘ませてもらいながら「綿の栽培って昔は奴隷の人たちがしていたと何かで読んだことがあるけど、こんな心地よい仕事そんなに嫌じゃなかったんだろうなー。奴隷がかわいそうなんて私の勝手な勘違いだったのも」とふと思って農家さんに言ってみたら「それならよかったわー」ですって。
しばらくして、農家さんは「一般栽培の綿は収穫時に作業しやすいように枯葉剤の処理があたりまえ。労働者の健康被害が問題でオーガニックコットンやフェアトレードを選ぶわけでしょう?」と言ったのだけど「わたしが言う、奴隷というのはそれよりもっと前の話で昔々はそうやって綿やスパイスが育てられ収穫されていたってなんかの物語で読んだ記憶があったような・・・」と綿を収穫しながらおしゃべりしました。雨が降る前に収穫しちゃいましょ〜なんて、私たちみたいにゆるやかな雰囲気じゃなく強制労働に違いないと思い込んでいたのだけど、実際はわからないなーと思ったのでした。ただ、綿の中には種がたくさんあって重たいから、収穫後に運ぶのは大変だったんじゃないかな・・・とか。
ましてや、ここからが本題かもですが・・・
今の社会って誰からも強制されているわけでもないのにやりたいことがわからなくて、やらなければとか頑張らなきゃとか、今は仕方ないとか、たまに息抜きを入れながら奴隷のように働いてる気がしません?わたしがイメージしてた綿を摘んでた奴隷さんたちは現代人よりけっこう幸せだったんじゃないかな。またはどっちもそうかわりないのかもなーと思ったりもしたのでした・・・