畑と山と森のこと

3月8日にカフェスアーヴマエバシでのイベント「畑と山と森のこと」をディレクションさせていただきました。2月の「日南茶藝のお茶会」1月の「パンとスープ」につづくイベントです。1月、2月のイベントに参加した3人組の女性「こういうイベントに初めて参加して、めちゃ楽しい。最高でした!東京に行かないと参加できないイベントが地元であるとうれしい。3月は何の会ですか?」お茶会直後に話しかけてくれました。お茶会は二部制のイベントで、3人組さんが座っていた席の午前の部にたまたま座っていたのは木こり農園の市川夫妻でした。お茶会を終えたその夜すぐに連絡、3月のイベントにゲスト登壇をお願いしたところ、心よく引き受けていただいたのが始まりでした。

カフェスアーヴマエバシはオープン1周年を前に、新メニューの準備とスタッフ研修で忙しいなか、お料理はじめハートウォーミングなサービスを提供していただき、お客様にも喜んでいただきました。この日に間に合わせて仕込んでいただいた人参ドレッシングも初日から好評の売れ行き、人参はミキサーにかけるのと手ですりおろしたのとをミックスであのようなかわいらしいオレンジ色のドレッシングになるという、細やかな人参の扱いに木こり農園さんはたいそう感激されていました。ドレッシングは紫玉ねぎ、刻みレモン、醤油につづく第4弾の人参ドレッシングの登場で食材店の冷蔵ケースも華やかになりました。サラダだけでなく蒸し野菜にもおすすめ。天然菌発酵の米酢の調和力も相まった、名残の冬のドレッシングどうぞお楽しみください。

仕事を休んで旅へ出かけるのが俗にいうイベントであるならば、仕事しながら旅をするみたいなわたしたちのイベント。イベントはわたしたちにとって日常の延長です。店にある300くらいの日常の中から一つフォーカスして、解像度を上げるように分解したり、深掘りしたり。通常の店内では、目に止めてもらえないようなことを一つ選びます。高低、前後、左右など6つくらいの方向から観察することで、わたしたちはいろいろを感じ、気づいたり、知ることで日常がより豊かにもなる。イベントでは、美味しい、心地よい、楽しい、役立つなどポジティブな体感を提供できるような企画を考えますが、あまり作り込んだりコントロールしない(できない)ので、受け取るものはお一人おひとり様々と思います。「畑のこと山のこと森のこと」は私が想像していたよりはるかに精神性のお話が内容的にも多く、一方で木こりという職業を木工作家のお話と勘違いして参加された方、まだ出会うことのない美味しいものを求めて参加、自然栽培と有機栽培の違いを知りたくてなど、参加理由も様々でした。みなさん、いかがでしたでしょうか?

木こり農園の市川さんから「なかなか伝えるのは難しいけど、感想くださった方の言葉から想いが伝わったのを感じうれしかったです」と連絡いただきました。イベントでの出会い、そこから始まる次への行動、参加者みなさんそれぞれの場の日常につながるものであればうれしいです。「こんなことがあって、こんな展開になりました〜」というお話あれば聞かせてくださいね。

それはそうと、「3月は何の会ですか?」と今回のイベントのきっかけの言葉をくれた3人組さんはお見えになりませんでした。主催者、スタッフ、参加者、ディレクション、、、イベント開催には裏に表に様々役割がありますが、この3人組さんのリクエストがなければ、「畑と森と山のこと」がこの3月に開催されることはなかったでしょう。「全ては人とのつながりです」木こり農園さんもおっしゃっていました。