①〜③までをお読みいただき、ありがとうございます。ここまでで、なぜサンデールームは農家でなく小売店なのかのご質問の答えになるかと思います。では、サンデールームは何のお店なのか?これもよく聞かれることなので少しずつ綴ろうと思います。
店の紹介は、このようにお話しします。「前橋の街なかにある自然と調和した暮らしのためのライフスタイルショップです。自然栽培の食材、野菜やお米をはじめ、調味料、加工品、焼き菓子を取り揃えています。オーガニックウェア、寝具、生活用品にいたるまで品質を重視して選りすぐり、ギャラリースペースではポップアップイベントを開催しています。地元のみなさまの日常使いと、県内外のみなさまにはゆっくり多彩なお買い物をお楽しみいただけます」
自然栽培に特化した食材店ではありますが、食材だけではなくて衣食住を提案するライフスタイルショップです。サンデールームを始める時にはとにかく、私たちが思うような食材が近くで手に入らないことが問題でいつも探していました。野菜は数種類揃いましたが、基本的な調味料には、塩、砂糖、味噌、酢、油、乳製品、お肉やお魚は?一つひとつ納得をしたものを仕入れるのに時間を要します。それでは、いつになってもお店をスタートできないですから、まずは手に入る食材だけでランチを構成したのが日替わりランチでした。ごはんと味噌汁、数種の野菜の惣菜、小さいデザート。前橋の街の中で私たちが手に入れられる、その当時のベストを尽くした食材の日替わりランチ「毎日でも食べられるからだにやさしいお昼ごはん」当時のネーミングです。群馬県の有機栽培の農家さんのお米、農家さんに教えていただいた手作り味噌、野菜も農家さんに分けていただいたものだけで、調味料も自分たちが自然と思えるものを選びました。毎日のように通ってくださる方が多かったのと同時に、妊娠をして来られる方体調を崩して来られる方、特に何も言わなくても通ってくださる方の多くは何か症状をお持ちなことを調理場にいながら感じる日々でした。そして、勝手ながら健康を求めて来店される方の期待に応えたいと思い、今手に入るベストだけれど、これは本当にベストなんだろうか?と自然食材を探しては店を訪ねて、店主さんに話をお聞きしたり、自然食レストランに足を運びました。そのような店は地方であれば、農家さんや農家さんが営む農家民宿だったり、都会であれば自然食店で、海外だとビオショップやベジタリアンレストラン。料理を続けながらメニューとして掲げた「毎日食べられるからだにやさしいごはん」とは何だろう?が一番のテーマでした。