49日のご法要で、故人を偲びにいらっしゃる皆さんに
お礼のお品をご用意させていただきました。
実は、この故人、私も大変お世話になった方でした。
お通夜、お葬式にも参列したのですが、
そのときのお返しのお品は、
添加物の入った梅干、風味のない焼き海苔、味のない緑茶。
海苔、緑茶に関しては、添加物の記載が不要な添加物、農薬が
ごく一般的に使用されているため、わたしたちが特に
生産場所、生産過程には気をつかって取り扱っているものです。
とってもとっても残念でした。
人が亡くなり、偲ぶ場で、こんなこと思うなんて不謹慎かもしれませんが、
でも、故人、遺族をよく知っているだけに、
このお返し、本当はみんな嫌だろうなとつくづく思ったのです。
遺族としては、気を落とす暇もなく、慌しく通夜、お葬式を迎えます。
そんな中、葬儀屋さんがすべて取り仕切ってくれる中に
このお返しもあるんだそうです。
おくる側、おくられる側の気持ちはどこに。
なにか形だけしている、このような贈り物に
私は時々胸が痛みます。
伝統、風習というものに、少なからず疑問を持ちます。
と、いうより、伝統、風習を受け継ぐために、
伝統、風習が破壊された物を贈り合っている事実に
直面することがあまりにも多すぎて、
そうはいっても、こういうものだから。
と、やり過ごせない違和感があります。
なので、少し心も落ち着きはじめる49日の法要の品は
故人を偲びながら、遺族の方々と相談してご用意させていただきました。
今回選んでいただいたのはTAKEFU
『人が最も痛み苦しむその時に、そっと傷に寄り添い、
ただ快癒を祈る一枚のガーゼ』
この言葉が、TAKEFUそのものなのです。
キッチンで使っていただける、クロス、タオルのセットをお作りしました。
『こういうもの、知らない方もいると思うんだけど大丈夫かなあ』
というご心配もあったので、ギフト用のリーフレットも一緒にお付けしました。
後日談ですが、こちらのお品を受け取った方が、
TAKEFUにご興味を持っていただき、
インターネットで息子に調べてもらったというお話しも。
なんだか、とっても、ほっとしました。
たくさんの方へ、一斉に贈り物をするのは
確かにたいへんなことかもしれません。
でも、しっかりと物を選ぶことは
やっぱり、いつでも大切にしたいことです。
各ご法要、または新盆、
またはお祝い事の心配りのお手伝いができたら幸せだなと
最近つくづく思っています。
在庫を常時持ち合わせていないため、
お引渡しには10日前後かかりますが、
みなさんが納得できるものをゆっくりご相談しながら準備できたらと思います。
KURAや、03wearで、各種ご注文、ご相談承ります。
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