自分を大切にする場所

サンデールームは自分を大切にする場所。その入り口のようだと表現してもらったことがあります。そう言えば、いつだったか扱っている商品の説明をしている時に「自分を大切にしているんですね」と言われたことがありました。確か肌着の話をしていたのですがそのお客さまは「わたしも自分ファーストで生きるようにしていますがレベルが違いますね」とおっしゃられて、わたしは頭の中が?マークでいっぱいになりました。

自分へのごほうび、たまの甘やかしなどというフレーズがいつからか始まり、今では日常のちょっとした場面でも使われるほど定着した消費のスタイルですが、サンデールームでの衣食住をそのように表現されることはそういえばほとんどないかも知れません。自然栽培のお米も野菜も加工品も一般の市場品よりも高く、贅沢品と言われることもありますけれど、いやいやちょっと待ってほしい、これらの農産物はこういうものですと栽培方法や農業の実態を伝えるとなるほどそういうことならばと理解していただくことが増えました。

私にとって、自分を大切にするとは心の声に素直にしたがうこと。

お米と野菜が育つには肥料も農薬も必要がないこと。必要以上に多く、早くを人間が意図して自然界をコントロールする現代社会。それは農業だけの話ではなく、社会システムにも思えています。もっと自然と調和したシンクロの世界で生きていきたいなーとの思いから、わたしは自然栽培を選んでいます。それは難しいことは抜きにして心の声にしたがうことでした。だからと言って、いつも都合よいことばかりではありません。時に不都合なこともありましたし、不都合を受け入れた時に開いたドアもありました。不都合と思いそこにドアがあるのに開けないできたこともあったような、なかったような。そんな風にこの場所でサンデールームを続けて27年、「自分を大切にする場所」とある一人のライターさんのすてきな表現に感謝を。そして、ご来店いただいたみなさまにとってそういう場所でありたいと思いました。

前橋まちなか新聞108 衣食住の選択肢を広げたい

合わせて、お読みいただけましたらうれしいです。