榛名山麓、農Cafe 岩田さんの梅畑を訪ねました。
「5月末から、小梅の収穫がはじまりそうです」
と岩田さん。
「今まで梅でつくった酢を散布していましたが、
道法さん式の剪定のおかげで今年は散布しなくても
すみそうです。木がとても元気です」とのことでした。
昨年11月、自然栽培全国普及会の果樹部門指導者でもある
道法正徳さんの講習会がこちらの圃場でおこなわれました。
立ち枝を残す、道法さん式の剪定法。
梅の木があまり見かけない枝振りになっているの
写真からおわかりになりますか?
作物を無農薬、無肥料で育てるのはただ単に
何にもしない、ということではありません。
『適当』という言葉には大きくわけて2つの意味で
つかわれています。1つめは、目的や要求にかなっていること、
ふさわしいこと、うまくあてはまっている、ほどよい、など。
2つめは悪い意味でのいいかげんなこと、そのふるまい、など。
作物を育てるのには、1つめの意味での「適当』が必須。
農家さんはそのために、自然をよく観察しています。
「自然とわたしたち人間のスピードには
だいぶ違いがあるようだよ。こうしたいと
いくら私たちが思っても、自然がそれに
答えてくれるにはだいぶ時差がありますよ」と磯貝さん。
すぐに効果や効能をもとめてしまいがちな私たち。
自然のリズムに歩調をあわせて生きていくことが
これからの時代は大切になっていくでしょうね。
自然栽培の梅、今月末から入荷がはじまります。
こちらは昨年漬けた、小梅さん。
農家さんから届いたばかりの完熟の梅を自分で漬ける
その美味しさは格別です。
今年はぜひ! みなさんご一緒に梅漬けしませんか?
保存食つくりやお料理をとおして、自然のリズムと歩調を
あわせる練習をしていきましょうね。
星野充子
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