暦の上では立冬、木枯らし一号が吹くころ。
冬野菜も少しずつ入荷するようになり、
サンデールームのお昼ごはんのお皿の上の野菜も
日々変化しています。
葉つき人参も毎週、大きくなり、大きくなれば実もしっかりし、
同じ人参サラダににしても人参の密度が違うので味わいも違う。
みずみずしく、やわやわだった大根も出始めはサラダに
おいしかったのが、週を追うごとに大きく育ち、サラダよりは塩もみで、
そのうちに煮物においしい大根へと変わっていきます。
『大根の煮物』も今頃とあと1か月後のとでは全くと言って別もの。
今のはまだやわらかくみずみずしくやさしい感じで、
真冬になると、さあどうなるでしょう?
そんなことを感じながらの料理も楽しいものです。
そういえば、最近気づいたこと。
ここ数年、10年近く流行っている水菜という野菜ですが
水菜のサラダというのもよく居酒屋さんなどでも見かけるメニューです。
常々水菜に対して、歯ごたえだけで何のおいしさも感じないと思っていたのですが、
ふと最近秋山農園から届く水菜をサラダにして食べていると
しみじみとおいしくて、味わいがあって、水菜っておいしいんだなあと
思うようになりました。かつて私が食べていたのは水耕栽培の水菜で
土の力で育ったものとは全然別物だった、ということでした。
同じ野菜であっても、育て方でぜーんぜん別物になってしまうんですね。
農家さんからおいしい野菜が毎週届くので、素材の味をしっかりと
みなさんにお伝えできるように頑張らないとなー。
今週も体にやさしいお昼ごはんをよろしくお願いいたします。
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