サンデールーム vol.8

8月1日まで毎日コツコツサンデールームのことを記すというのが7月16日、約半月前からストップしてしまいました。気をとり直して、再スタートです!お読みくださる皆さま、ありがとうございます。

前回のコラムは、食材を選び、そのエネルギーをじゃませず思いを入れずにシンプルに料理した食事のすばらしさをどうすれば伝えられるのか?といつも考えていたという内容でした。今もそれは変わりません。身近にいる人たちは「いつも同じこと言ってる」「また言ってる」「ずっと言ってる」と半ば苦笑い。それでも、時々私がつくる料理を食べると「やっぱり何か違うんだよね」とも言ってくれる。農産物のエネルギーをそのまま身体に入れる食事が私の目指すところです。心をこめる、想いをこめる、おいしくなあれと声をかける、愛をこめる、それもいいのだけれど、それしなくてもいいんじゃないかな、というのが持論。

自然栽培は、肥料で育つのではなく、創始者岡田茂吉氏のいうところの火素、水素、土素というエネルギーで育つというのを知って、心ときめいた!そうそう、それそれ!料理も私が作っているのではなく、できることなら、そのエネルギーをなるべくそのままその人の心身に投入したいというのが本心にあって、そんな気持ちで料理をして、自分でもそれを食べたいと思っています。そのエネルギーというのは、科学的には証明できていなくても田畑には実態としてあって、農産物として手にしたときに確かに感じられるものでした。肥料で育った農産物に、栄養はあるかもしれないけれど、私が食べたいのは栄養でなく、生命であり、エネルギー。

自然栽培の農産物を選ぶことは大切だけれど、料理をするきもちはもっと大切かもしれません。