サンデールーム 2019

多くの方々と関わりイベントごとも毎月盛り沢山で大忙し。その中での私たちの本業は、農家さんから届けられたお米と野菜を販売すること、自然栽培の普及だったから、イベントの合間合間の一つ一つの行動が祈りのような一年でした

2019年は一年間を通して野菜も豊富で食材店KURAもとても賑わっていました。自然栽培のお米の販促はいつの年でもテーマですが毎日祈るようにおむすびをつくってレジ横で販売をしていました。楽しみに買っていただく方が家でもお米を食べてくれるようにという意図とはなかなかつながらず、模索していた日々です。お菓子も毎日たくさん焼いたり、コンベ製粉が開業したこともあり宣伝兼ねてのワークショップなど小麦の普及をがんばってました。インスタグラムから振り返ってみると、とても楽しそうな写真や取り組みが多く、こんなお店が近くにあったらいいよね〜

うさと ジャパンのスタッフとポップアップショップを企画し、うさと の布でインテリアの試みをさせていただきました。オーガニックコットンの原綿を中綿にした座布団や座禅布団を開発、テーブルクロスやプレイスマットを制作してもらったり。企画は半分成功=完売、半分失敗=売れ残り多し、商品開発の緊張感を楽しみ、難しさも味わ合わせてもいただきました。

オーガニックコットンのMILFOILのポップアップをこの年は5回開催しました。これまで生成りや藍染ばかりのオーガニックウェアにカラフルな色合いがうれしいのと、着心地がいいこと、コットン自体も温かみはあること、価格も買いやすく、シンプルなかたちがよかったので、これまでオーガニックコットンにあまり意識を向けない方に向けて、年5回オールシーズンの商品ラインナップをお知らせすることが目的でした。MILFOILはオンラインショップが充実しているので、一度出会ってもらえばあとはオンラインで必要なものを手に入れてくださいね〜という提案です。商品アイテムが多いので常設はしたいけれど難しいことから。インナーは欲しい時に実際に手に触れて買えたらいいのですけれどね。

他、ボタニックグリーンの浴衣展、PUENTEのアルパカニット展、リトルイーグル洋服展、Og小倉商会展示会・・・常設で肌着や寝具なども多く扱っていたので、どうしても仕入れが増えてしまい8月〜9月には新月から満月まで決算セールに初のチャレンジ。販売方法だけでなく、在庫をもつこと、経営的なことも含め、アパレル業にやや翻弄された一年でした。そもそもは布も農作物であること、心地よい衣服、衣からの自然を知っていただくことが目的なのですが、素材については知ろうとすれば知るほど、わからないことが出てきて、オーガニックコットンの認証団体主催の勉強会に参加することも考えましたが、知りたいことはそこではないと思いなおし断念。お取引メーカーさんから学ぶこと、あとは農家さんやお客さんが綿の種を撒き、綿から糸へ、織物にもなったのをお聞きしてその実態を教えていただきました。衣についてはまだまだわからないゾーンがいっぱいで端旧市街もあるのですが、結局は自分の感性でしか判断できないものなのかなあということを改めて知った一年でもありました。