農・自然・食の勉強会「ナチュラルカフェ」、はじまりました。
参加者のみなさま、ありがとうございました。
これからも毎月一度、継続して開催の予定です。
お話しを聞くこと、自分で考えること、食べること、
これからもみなさんと一緒に勉強を続けていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
昨日の勉強会のお話にもあった、群馬県の椎茸のこと。
ほぼ菌床栽培におされ気味の中、今もなお手のかかる、時間のかかる
原木椎茸の栽培をされていることのご苦労と、放射能汚染の話がありました。
干し椎茸と昆布のだしと体のやさしい関係性。
起きてしまった原発事故、故に関西の椎茸を食べるという選択。
今年の椎茸を販売できなくなってしまった群馬県の農家さん。
5年先、10年先にその農家さんはどうしているのか。
そのとき、私たちは?
昨日の参加者の中に、竹やぶの中で原木椎茸の栽培をしている
宮田常男さんもいらっしゃいました。写真は2年前の今頃のものですが、
凛とした空気がとても気持ちのよい場所でした。
宮田さんの干し椎茸は、マクロビオテックや食養実践者の間で
とても評判がよく、長年継続して買い続けている方がいるので、
私はいまだかつて、口にすることが出来ないほど貴重なものでした。
その干し椎茸が今年は出荷できなかったそうです。
椎茸は光合成をしないため、放射性物質が分解されにくいのではないか、
というお話もありましたが、宮田さんはこの場所をかつての場所に戻したいと
今いろいろな方法を使い、取り組まれています。当然ながら、東電にも
国や県や、市にも頼らずに。
あの気持ちのよい場所がどのように放射能で汚染されたのかと思うだけで
原発をとめたいと心底思えます。そして、何年か先に地元産の干し椎茸を
食べられるようにしたい、です。
今、自分や家族の体を考えて、関西のものを選ぶのと同時に
地元の農家さんのこと、それは結果として5年、10年先の
自分の食べるもののことを考えることなのだと思います。
こわがるだけじゃなく、同時進行しなくちゃ!
今回、参加者のみなさんから宮田常男さんのお話が聞きたいという
ご要望も多かったので、準備していきたいと思います。
コメントを残す