生産者とお話すると「昨年の夏の天候不順」という言葉が
よく出てきます。あれから半年が過ぎ、慌ただしい日々の中で
すっかり忘れがちになりますが、農産物に与えた影響は今もなお
続いているようです。それでも、育ってくれたお豆が収穫、天日干し、
調整、分別、袋詰めなど様々な行程を踏みまして・・・・
今年も北海道より、いろいろな種類のお豆が届きましたよ!
玄米ご飯に混ぜてたくとおいしい、黒千石大豆。
紅白の色合いが美しい、紅絞り。
和菓子によく使われる手亡豆はスープにしてもよし。
全て使いやすい100gの小袋で販売してますので、
それぞれの豆の味わいを楽しんでみてはいかが。
豆の調理法、やってみると意外なほどに簡単です。
乾物なので、まずは戻すことから。
ひと晩(だいたい8時間以上)、たっぷりのお水で戻します。
水を吸った豆は大きくなるので、戻った後水から豆が顔を
出すことのないように、たっぷりのお水で戻すのがポイント。
あとは豆が好みのやわらかさになるまで、鍋でことこと、
茹でていきます。アクのつよいものやあんこにする場合は
2~3度茹でこぼしますが、しなくてもよし、それもお好みかな。
スープやカレーなど煮込み料理に使う場合はしなくても
いいと思います。
右の写真はサンデールームの朝の様子。
出しをとる鍋とひと晩水につけた豆をゆでる鍋をまずは火にかけます。
この間につめたかった調理場の空気がだんだんと暖まっていき、
献立を考えながら野菜を洗ったり、刻んだり・・・・と
ランチの仕込みが始まります。
2月の端境期になると、毎週生産者から届く野菜の量や種類は
減りますが、そんな時こそお豆や穀物、海草などの乾物の料理出番。
春野菜が届くのはもうそろそろかな~なんて楽しみに、
無理に野菜を調達しようとはしないようにしています。
こういうことも旬をいただくことのひとつとして、
真冬の豆料理を味わっていけたらと思います。
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