初日の昨日、デザイナー・さとううさぶろうさんにお越しいただきました。
うーさんの相変わらずの輝きっぷりに、
そして気さくなお心遣いに
初日でバタバタしている私たちもたっぷり元気をもらいました。
うさぶろうさんは子供が大好き!
夕方開催したお話会。
はじめにみんなで今回の大震災で悲しい思いをされている方々にお祈りを。
そしてお話はテーマは決めずとも、
今回の震災をどうとらえるかという内容に。
『日本では想定外という言葉が多く使われているようですが、
僕にとっては今回の震災は想定内であったと思うのです。
この震災はチャンス、大きな気付き、
ここから変わることを選ぶのならば、
目の前のこと、自分にできることをただするだけ。
行動にするだけ。』
繰り返されるうさぶろうさんのこの言葉を聞き、
ハッと改めて気付かされました。
続くわけもない社会のしくみ、見て見ぬ振りする集合意識、
その中にいた私という存在に。
そして、パトリスジュリアンのある文章を思い出しました。
お皿は、なぜ割れたのか?
その時、あなたの意識はどこにありましたか?
お皿を洗うことだけに、100%注がれていましたか?
目の前のことから意識をそらした瞬間、あなたの世界はふたつになってしまう。
今、行われている現実と、頭の中に現れた、何か別の空間。
大切なお皿を失わないためにできること。
それは、理由も何も考えずに、目の前にあることを、ただ行うこと。
あなたの人生は、常に目の前にある、それひとつだけ。
心がそこからふわりと離れて世界がふたつになった瞬間、お皿はするりと、手から滑り落ちる。
初めてこの文章を読んだときに、ものすごい衝撃を受けましたが、
おかげでまた一歩心の奥に染みました。
『では、どのように行動を起こすか?』
と、うさぶろうさんの話は続きます。
『これからは、不可能、理想と言われていることが主流になる、
自分の理想を今、この今に実践しないでいつやるの?
それは、自分の枠をはずせば、できる。
そして、それは決して大きなことをするわけではない。
みんな持っている能力は同じ。
大切なのは限界を決めない、外すこと。』
知らず知らずのうちに作っている自分の限界。
私はこういう人間だから、性格だから・・・
実はこのブロックがいろんなことの妨げになっている。
これを外した時に、可能性が広がり、行動となるのでしょう。
やらなくちゃ!と鼻息荒く奮起になる前に、
自分の枠、はずしてみよう。
きっと、無理をしなくていい、がんばらなくていい
素敵な近道がみつかる気がする。
お話会の後にはタイのみなさんも一緒に
まかないご飯で夕食を召し上がっていただきました。
実はうさぶろうさんたちにご飯を作るのがmicoさんの夢の一つだったそうで、
ソムヨットさんはタイでも日本食を作るんだって!
天然菌納豆はここでもやっぱり大人気。
やさしいほんわかとしたタイ語も飛び交う食卓は
本当に心地よい空間でした。
そして、お帰りの時間間際まで、
閉店している薄暗い店内で自分たちの作った服を広げるタイのパタンナーさん。
実は日本の展示会場に足を運んだの初めてとのことで
興味深く、丁寧に色々見てくださいました。
『これはね、僕が作ったんんだよ』
展示会の様子、お客様の感想、喜びをお話すると、
本当に嬉しそうでした。
『こんなにたくさんきれいに飾ってくれてありがとう』とお礼まで・・・
こちらこそ、
本当に本当にありがとうです。
タイでのうさとのもの作りの詳細がわかる冊子、写真集が
店頭にありますので、どうぞみなさんごらんください。
うさぶろうさん、ソムヨットさんのものつくり、
それはまるで彼らの生き方そのもの。
これからもどんどんお伝えしていきますね!
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