冬至近づく頃

KURAでは一年を通して人気のある野菜、かぼちゃ。

冬至を境に、保存していたかぼちゃも品薄になり、
沖縄からの新かぼちゃが届くのを待つことになります。

旬の野菜というけれど、日本は縦に長くて、今ここは
冬真っ盛りだけれど、南の方はもっと暖かい。それに加えて、
標高によってもさまざま。その土地で、自然に沿って育った
野菜こそが旬といえる。

大根の旬は冬でしょう、みなさんそう思いますよね?
でもね、種をまくころ、芽が出たとき、虫がつかないように消毒したり、
早く大きく育てたくて肥料をたくさん与えたら、今できている
立派な大根は、果たして旬の野菜といえるでしょうか。

本当の旬を見極める目、養っていこうと思います。

奥井海生堂さんより、量り売りの昆布がたんと届きました。
4代目ご主人、奥井隆さんご著書である
 「昆布と日本人」 日本経済新聞出版社
を、読み終えたばかりなので、昆布を見るのも、触れるのも
感動がひとしおです。ぜひ、年の暮れやお正月という一年のなかでも
ひとつの区切りでもあるときに、お召し上がりいただけたらと思います。

奥井海生堂さんの昆布は100年以上も前から、曹洞宗の大本山、
永平寺の食膳で供されていると、本を読んで知りました。
私たち三姉妹の実家、福島家は曹洞宗。この12月初めに私たちの
両親が永平寺をはじめてお参りしてきましたものですから、ご縁を感じます。

毎年、福島家のお墓がある教徳寺のご住職へおせち料理を
お届けしていますが、もちろん使う昆布は奥井海生堂さんの昆布です。
つながっていることが、じんわりとうれしいです。

ちょっとだけ真面目なブログになってしまいましたが、
とにもかくにも、この昆布をつかって美味しいお出汁をぜひとも
ひいていただきたいです。

一晩、水に浸しておくだけでも十分に美味しいお出汁がとれますし、
決して煮立たせないように、ゆっくり煮出してもオッケーです。

自然栽培の野菜や天然菌発酵の調味料とおなじように、
個性がバーンと前に出過ぎることなく、他の素材との調和力が
すばらしい!昆布です。ぜひお試しくださいね。

12月31日に販売するおせちについて、近日中にお知らせします。

星野充子